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鳥海高太朗が推す「香港グルメ旅」円安でも楽しめる? | 鳥海高太朗の旅行経済学 | 鳥海高太朗 - 毎日新聞

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 筆者が訪れた海外渡航先で最も多いのが香港だ。訪問回数は30回近い。約30年にわたり香港に魅了されている一人だ。

 30年前、香港はまだ英国領だった。その後、1997年の中国への返還を経て、政治状況も街並みも変化していったが、全く変わらなかったのが香港のグルメだ。料理の味にだけは裏切られたことがない。

 そんな香港だが、コロナ禍もあり、筆者はしばらく現地に行けていなかった。今年11月中旬にようやく訪れることができたので、今回は香港のグルメについて書いてみたい。

日本人が慣れ親しんだ味

 筆者は海外で食べる中華料理で一番おいしいのは香港の広東料理という認識でいる。日本国内の中華料理も広東料理がベースになっていることが多く、香港に行けば、慣れ親しんでいる料理のさらに洗練された味を堪能できるというわけだ。

 まず1人でも大人数でも香港グルメを楽しめるのが「飲茶店」だ。飲茶とは、中国茶を飲みながら小籠包(ショウロンポウ)やシューマイといった点心料理をつまむこと。香港にはワゴンスタイルのお店から庶民向けのお店、少し割高だが洗練されたお店までさまざまに存在する。

 おすすめは香港島の中心街、金鐘地区にある「名都酒樓(メトロポールレストラン)」だ。ランチの時間帯は香港では少なくなってきた昔ながらのワゴン式。料理はメニューからではなく、巡回するワゴンに載せた蒸し籠の中から選ぶことができるので、テンションも上がる。

 そして少し値は張るが、筆者が朝食で必ず訪れるのが中環地区にある「陸羽茶室」だ。コロナ禍前は朝の時間帯に限り、おばちゃんが駅弁の売り子さんのような感じで熱々のお茶や料理を運んでくれていた。だが今回訪れた際はコロナ禍を経た影響か、こうしたスタイルはなくなっていて少しさびしかった。

 もちろん味は変わらずで、「海老(えび)蒸しギョーザ」「チャーシュー饅(まん)」などが筆者のお気に入りだ。一つの蒸し籠で1200円近くするなど、すぐにホテルの朝食と変わらない値段になってしまうが、それでもわざわざ訪れる価値はある。

 日本で食べるものとの決定的な違いは皮(包子)にあると思う。皮だけでもモチモチしており、それに具材を包み込むことで最高の味に仕上がるのだ。

いち早く楽しむなら

 そんな最高の飲茶を香港に到着してすぐに楽しみたい人のために、もう1店紹介させてほしい。

 15年近く前、世界で一番安いミシュランの星付きの店、と言われていた「添好運(ティムフォーアン)」だ。香港国際空港から発車する「エアポートエクスプレス」の終点、香港駅の中にあり、1人で気楽に入れる雰囲気なのもうれしい。

 不動の人気メニュー「ベイクドチャーシューパオ」は、メロンパンのような生地で甘いチャーシューを包んでおり、これを目当てに訪れる人も…

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December 09, 2023 at 04:00AM
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