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「年末年始の旅行」円安物価高でもお得にする方法 - au Webポータル

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(写真:Andy Dean/PIXTA)

コロナ禍から解放され、年末年始は旅行に飛び立つ人も多いだろう。一方、円安や物価上昇の波が押し寄せる中、いかに出費を抑えるかは例年よりも重要になる。本稿ではお得に旅行を予約する方法をご紹介する。

年末年始の旅行需要は旺盛

JTBが12月5日発表した年末年始(2023年12月23日~2024年1月3日)の旅行動向調査によれば、期間中に58万人が海外旅行を予定する。2019~2020年の80万人超とまではいかないが、1人あたりの海外旅行費用は2万円増の22万2000円となる見通しだ。旅行先は「ハワイ」が最も多い17.3%を占め、次いで「韓国」(16.7%)、「東南アジア」(14.0%)などとなっている。

国内旅行の需要も旺盛で、2022年度に比べ4%増の2800万人が旅行を計画する。2019年度の95%程度にまで回復し、旅行日数の長期化もあって1人あたりの旅行費用は過去最高に達するとみられている。久しぶりに家族や友人とリフレッシュしたいとの思いがデータからも伝わってくる。

ただ、足元のガソリン代や航空運賃の上昇に加えて、円安が続く状況では少しでも旅行費用を抑えたいところ。そこで、誰でも簡単に節約できるのが予約方法なのだ。

皆さんは旅行を計画する時、旅行代理店とネット予約のどちらを利用しているだろうか。

一般社団法人日本旅館協会の「営業状況等統計調査」(2022年度)によると、国内の宿泊施設におけるネット予約の割合は45.3%に上り、全体の半数近くを占めている。旅行代理店での予約は22.5%で、直接予約は17.2%だ。

ネット予約とは「OTA」(Online Travel Agency=オンライン旅行代理店)を指し、自分の好きな場所・時間で価格を比較しながら、より安いプランを選ぶことがメリットとなる。デメリットとしては、申し込み時の煩雑さに加え、入力ミスがあった場合は自己責任になることが挙げられる。

一方、大手代理店での予約は旅行の日程やプランなどのアドバイスを受けながら決めることができる。旅行先でのトラブルや緊急時対応などさまざまなサポートがあり、オススメの観光名所や危険な場所などを教えてもらえる点も魅力だ。

ただ、手厚いサポートがある分、旅行代金がネット予約よりも割高になる傾向がある。人件費や光熱水費などの経費がかさむ代理店は実店舗が減少傾向にあり、今日ではそれらの費用を抑えることができるネット予約が主流になっている。

金額の差をシミュレーション

ハイシーズンに旅行する場合、ネット予約と代理店予約でどれくらい金額面の差があるのか。家族4人でハワイに旅行する時の費用を試算してみよう。条件は以下の通りとする。

人数:夫婦と小学生の息子と娘

行き先:ハワイ(ホノルル)

日数:3泊5日

出発地:東京

飛行機:エコノミークラス(行き:夜出発/帰り:昼出発)

宿泊先:ホテル、部屋のグレードは同条件

この条件でネット予約と大手代理店での予約をシミュレーションすると、以下のような結果が表れる。

【ネット予約の場合】

1人あたり:25万9680円

合計:103万8720円

【大手代理店予約の場合】

1人あたり:35万2600円

合計:141万400円

もちろん、予約サイトや代理店によって金額が異なるものの、仮にすべて同じ条件で比較した場合、航空券と宿泊先の代金はネット予約のほうが総額37万円も安いことがわかる。

同じ大手旅行会社で予約する場合でも、店舗よりネットで予約したほうが費用を抑えられ、時期によってはお得なキャンペーンも実施している。円安が進行する中、これだけの費用を抑えることができれば、現地での食事やショッピングに余裕が生まれるはずだ。

では、国内旅行のケースはどうだろう。行き先を人気観光地の「沖縄」とした場合のシミュレーションをみていただきたい。条件は以下の通りだ。

人数:夫婦、小学生の息子と娘

行き先:沖縄

日数:3泊4日

出発地:東京

飛行機: エコノミークラス(行き:朝出発/帰り:夕方出発)

宿泊先:ホテル、部屋のグレードは同条件

【ネット予約の場合】

大人:15万6700円

子供:11万300円

合計:53万4000円

【大手代理店予約の場合】

大人:23万3800円

子供:18万800円

合計:82万9200円

沖縄に家族4人で旅行に行く場合の試算でも、ネット予約のほうが総額30万円近く安いことがわかる。ネット予約ではサイト独自のポイントも付与され、旅行以外の用途に使用できる点も魅力だ。

ネット予約のトラブルには注意

ただ、9月に国民生活センターが発表した「インターネットで予約したホテルや航空機のトラブル」によれば、ネット予約の旅行に関するトラブルは2022年度に4488件に上り、前年度から倍増している。

旅行トラブル全体に占めるネット予約の割合は51.9%で、「キャンセル料が100%かかる」「トラブル対応を求めても適切に応じてくれない」などの相談も寄せられている。

海外の事業者が運営するサイトは日本語でのサポートが不十分で、トラブル時の対応にも苦労しがちだ。契約内容や事業者の問い合わせ先などを十分確認しておかないと、思わぬトラブルに遭うこともあり得る点は知っておかなければならないだろう。

海外の現地支店が多く、日本語サポートは充実しているか否か。航空券と宿泊先がセットになったパックツアーの選択肢があるのかなど、自分にとって信頼できるサイトを選ぶことが重要と言える。

一方、大手代理店での予約は費用が割高になる分、店舗でアドバイスやサポートを受けることができる点がメリットだ。旅行保険の案内や電子渡航認証システム(ESTA)の申請、旅行時の24時間サポートなどは安心材料となる。

営業時間に店舗に足を運ぶ必要がある、説明や申込書の記入などに時間がかかる、といったマイナス面があるものの、旅行に不慣れな人や費用にこだわらず満喫したい人にとっては代理店での予約がいいかもしれない。

旅行需要の回復が鮮明な年末年始、あなたはどちらの方法で予約しますか?

(佐藤 健太 : マネーセージCMO、ファイナンシャルプランナー)

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December 19, 2023 at 07:50AM
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