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年末年始の国内旅行費用、最高の4万1000円 JTB調査 - 日本経済新聞

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JTBは5日、2023年度の年末年始(23日〜24年1月3日)の旅行動向見通しを発表した。1人あたりの旅行費用は国内旅行で4万1000円と22年度から4000円増え、過去最高となる。訪日客が増え宿泊料金が上昇する中、「リベンジ消費」の効果や賃上げの継続が消費者心理を支えている。

旅行動向はアンケートや販売状況、航空会社の予約状況などから予測した。国内旅行者は4%増の2800万人と、新型コロナウイルス禍前の19年度と比べて96%の水準まで回復する見通しだ。旅行先では関東(25%)が多く、次いで近畿(16%)、東海(12%)となっている。旅行日数は3泊4日〜6泊7日を予定する人が前年より増え、長期化がみられる。

国内の旅行費用はガソリン代の高騰などを背景に上昇した。5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に変わり、旅行需要も大きく回復。訪日客の増加も相まって宿泊料は高い。

コロナ感染拡大中は難しかった旅行を久しぶりに楽しみたいという消費者心理もあり、高価格プランの需要は強い。楽天グループの旅行予約サービス「楽天トラベル」では23日〜24年1月8日の星付きホテルなど「高級宿」の予約件数が、19年同期比約5割増えた。家族利用が伸びているという。

西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」(長野県軽井沢町)では、1棟建てタイプが3世代家族に人気だ。年末年始は1棟20万円を超える日もあるが、ほぼ満室だという。

東武鉄道は特急「スペーシアX」の個室「コックピットスイート」の年末年始の予約が埋まっている。最大7人で利用できる個室で、運転席と同じ眺めを楽しめる。通常の運賃と特急料金に加えて1室1万2810円が必要だ。

海外旅行の回復は遅れている。JTBの旅行動向見通しによると、年末年始の旅行者数は22年度比2.6倍の58万人。19年度比では70%の水準にとどまる。航空運賃の上昇に加え、円安が響く。

航空便の座席不足も回復が遅い要因となっている。全日本空輸(ANA)によると年末年始の国際線の便数は1381便と前年同期比で34%増えるが、19年同期と比べ65%の水準にとどまる。日本航空(JAL)も前年同期比で18%増の1363便と19年同期では78%の水準だ。

エイチ・アイ・エス(HIS)によると、年末年始の予約やソウルや台北などアジア圏が上位に並んだ。フィリピンのセブ島やオーストラリアのケアンズの人気も高い。担当者は「格安航空会社(LCC)が就航する観光地の需要が高い」と話す。

ソニーフィナンシャルグループの宮嶋貴之シニアエコノミストは「個人消費が伸び悩む中、生活費をやりくりしながら旅行消費に回している」と分析。24年以降は「リベンジ」要素が薄くなるため、旅行消費が今後も高水準に続くには「所得改善が重要だ」と指摘する。

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December 05, 2023 at 04:42PM
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