東北地方の太平洋岸を縦断できる遊歩道「みちのく潮風トレイル」の魅力を外国人観光客に向けて発信しようと、宮古市で４日、日本航空によるモニターツアーが行われた。オーストラリアの旅行会社３社の社員３人が美しい景色を眺めながら散策を楽しんだ。
同トレイルは青森県八戸市から福島県相馬市までを結ぶ約１０００キロ。東日本大震災からの復興を後押ししようと環境省が整備し、２０１９年６月に全線開通した。同社が同トレイルでモニターツアーを行うのは初めてという。
この日は移動日に続くツアー２日目で、３人は宮古市の景勝地・浄土ヶ浜にあるレストハウスからウォーキングへ出発。「みちのりトラベル東北」（盛岡市）の社員らの案内を受けながら、同市の浄土ヶ浜ビジターセンターまで約１キロを３０分ほどかけて歩いた。浄土ヶ浜や美しい海沿いの景色を写真に収めるなど「歩く旅」を満喫する姿が見られた。
参加したブレッド・ニーグルさん（５９）は「浄土ヶ浜は太陽が反射して素晴らしく、海が見られて景色も良かった。地元の旅館に泊まりながら歩く５～６日間のコースを考えたい」と話していた。ツアーは７日までの予定で、久慈市や八戸市なども訪れる。
同トレイルでは今年６月、久慈市内の約５キロのコースを歩く「みちのく潮風トレイルウォークｉｎ久慈」が読売新聞社、テレビ岩手による実行委員会の主催で行われ、東京など県内外から約１３０人が参加した。
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December 05, 2023 at 03:00AM
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「みちのく潮風トレイル」外国人客にＰＲ…豪旅行会社社員がモニターツアー参加 - 読売新聞オンライン
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