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ステーション制御不能も 宇宙ビジネス、脱ロシアの行方 - 日本経済新聞

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ウクライナへの侵攻でロシアが孤立を深めています。ロシアはロケット打ち上げや火星探査などを支える人材や技術を多く持つ「宇宙大国」。ロシア国内でも宇宙ビジネスは基幹産業のひとつとなっています。冷戦下で米国と激しい宇宙開発競争を繰り広げましたが、近年は国際協調路線で宇宙開発を進めてきました。ロシアへの経済制裁で様々な分野で進む「脱ロシア」の動きは、世界の宇宙計画にどのような影響をもたらすのでしょうか。参考になる記事を選びました。(川崎なつ美、内容や肩書などは掲載当時のものです)

2022年度、ビジネスここがポイント」はビジネスパーソンのスタートダッシュに向け、業界やテーマ別に押さえておくべき動きやポイントを担当記者がまとめたコンテンツです。今年度のビジネスの重要テーマは何で、どう動きそうなのか。大きな流れをつかみ、ライバルに差をつけましょう。

「ISSプロジェクト」に暗雲

地上約400km上空にある有人実験施設、国際宇宙ステーション(ISS)は、ロシアと米国が中心になって運用しています。2024年までの運用が決まっており、2030年までの延長も予定されていましたが、ロシアの離脱で中止になる可能性が出ています。ロシアは冷戦終結以降、旧ソ連時代の遺産といえる有人宇宙開発を軸に宇宙大国の地位を保ってきました。そのロシアがプロジェクトを抜ければ、制御不能になったISSが軌道を外れて地上に落下する危険性も指摘されています。

火星探査プロジェクトも中断

火星探査プロジェクトにも影響が出ています。欧州各国でつくる欧州宇宙機関(ESA)は3月、ロシアとの共同火星探査プロジェクト「ExoMars」(エクソマーズ)を中断すると発表しました。ウクライナ侵攻を受け、制裁を科す加盟国に足並みをそろえました。ESAは今後の探査について協力相手をロシアから米国に代える可能性があり、ロシアとのExoMarsは再開しない見通しとなっています。

ソユーズ宇宙船を前にした前沢友作さん=2021年11月20日、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地(ロスコスモス提供・ロイター=共同)

宇宙インターネットなどに遅れも

ロシアの中大型ロケット「ソユーズ」は宇宙飛行士や人工衛星の打ち上げ、ISSへの物資輸送など多くの実績があります。衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前沢友作さんが宇宙旅行に挑戦した際も、ソユーズが打ち上げに使われました。ただロシアは、英国政府やソフトバンクグループ(SBG)が出資する人工衛星の英ワンウェブの打ち上げを事実上拒否しています。ロシアなき宇宙ビジネスは、宇宙の通信ネットワークづくりなどに遅れをもたらす懸念が広がっています。

【2022年度、ビジネスここがポイント】

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April 15, 2022 at 03:00AM
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