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売買サイトがマーケの起点に 個人作家のビジネス領域を拡大 - 日経クロストレンド

売買サイトがマーケの起点に 個人作家のビジネス領域を拡大(画像)

特集の第2回で取り上げた、個人クリエイターの作品売買に特化したプラットフォーム「Creema」。同サイトは個人クリエイターのビジネスをどのようにサポートしているのか。出品者の1人、陶芸家ののぐちみか氏は、「撮影や出品、発送まで委託できるところが魅力」とその強みを語る。

「Creema」は洋服やアクセサリーから椅子、棚、照明、ウエディングドレスまで、個人クリエイター16万人が約900万点を出品している個人クリエイターの作品売買に特化したプラットフォーム。陶芸作家ののぐちみか氏は自作の陶器などを出品している

「Creema」は洋服やアクセサリーから椅子、棚、照明、ウエディングドレスまで、個人クリエイター16万人が約900万点を出品している個人クリエイターの作品売買に特化したプラットフォーム。陶芸作家ののぐちみか氏は自作の陶器などを出品している

前回(第2回)はこちら

 個人クリエイターの作品売買に特化したプラットフォーム「Creema」で自作の陶器を販売するのぐちみか氏は、京都造形芸術大学や多摩美術大学大学院で陶芸を学んだ陶芸作家だ。普段は作陶のかたわら、ギャラリーや百貨店などの商業施設で個展やグループ展を行い、作品を発表、販売している。

 そののぐち氏がCreemaでも作品を販売するようになったのは、同サービスが立ち上がった2010年。サイト立ち上げを計画中だった運営会社クリーマ(東京・港)のスタッフから声をかけられたのがきっかけだった。

【特集】「個人経済圏」プラットフォーマー新時代

最初は「売れると全く思ってなかった」

 とはいえ、「ネットで手作りの作品が売れるとは全く思ってなかった」とのぐち氏。アマゾンに代表されるように、ネットで売れるのは、本やデジタル機器、食品などの大量生産品や、顧客が購入を前提に探しているものだけだろうと考えていた。それに比べると、手作りの作品は「質感も色味も実物を見ないとよく分からない。一点ものだから値段も安くないし、写真だけで買う人がいるなんてちょっと考えられなかった」と話す。

Creemaで販売しているのぐち氏の作品。写真は「モヨウさら」、4000円

Creemaで販売しているのぐち氏の作品。写真は「モヨウさら」、4000円

 それでも出品に踏み切ったのは、それに伴うコストや手間がかからなかったからだ。Creemaは登録料、出品料が不要で、売れたときに成約手数料がかかる。その金額は通常10%。他に、成約手数料を35%支払う代わりに作品の撮影や出品、購入者との取引手続き、発送までクリーマに委託する代理出品もある。のぐち氏は迷わず後者を選んだ。

 「そうそう売れるとは思えないけど、出品するだけならお金はかからないし、運用も任せきりでいいならやってみようかなと。作品を見てもらえるきっかけになればいいと思ったんですよ」(のぐち氏)。以来、年に2~3回、20点ほどの作品をまとめてクリーマに送付するようになった。それらの作品はクリーマが在庫を管理し、少しずつ出品してくれるのだという。

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