新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛要請や自宅での仕事が求められる中、いわき市のいわき湯本温泉こいと旅館は、温泉とテレワークを合わせた出張ビジネスプランを提案するなど、温泉宿の優位性を生かしたアイデアで苦境に向き合っている。
若旦那の宗像達応さん（２７）は「終息が見えないが、今は新型コロナに打ち勝つという気持ちでいくしかない」と挑戦を続ける。
同旅館は、ビジネス向けと家族向けに「コロナに負けない」と銘打ったプランを３月初旬に開始し、ビジネス向けの「温泉宿でテレワーク・出張ビジネス」は関東を中心に県外から２０～３０人の利用があった。客室をテレワーク用オフィスとして利用できるよう、専用の座椅子やテーブルを取り入れたり、部屋ごとのネットワーク環境を維持してセキュリティーを高く保つなど工夫している。
「温泉で免疫力を高めて、ウイルスに負けない体で仕事をしてもらえれば」と宗像さん。広めの客室を設定し、資料を広げたり、人目を気にせず会話ができるリラックス空間を意識した。パソコンを持ち込んで連泊する人や営業職の人などもいて「仕事も進み、リフレッシュもできた」と好感触だという。
朝食付きで１人７千円から。１部屋を複数人での利用も可。問い合わせは同旅館（電話０２４６・４２・２１５１）へ。
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March 31, 2020 at 07:02AM
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温泉宿でテレワーク ビジネスプラン好評、いわき湯本温泉の旅館 - 福島民友
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