「DAZN」値上げするなら、コンテンツ充実を：大幅値上げ - ITmedia

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　Jリーグやプロ野球などのスポーツコンテンツを多く抱える映像配信サービスのDAZN（ダゾーン）が今月22日から、視聴料を月額税込みで1925円から3千円、年間プランは税込み1万9250円から2万7千円（一括払い）に大幅値上げする。ほぼ1.5倍となる強気の料金改定。ガソリンをはじめとしたさまざまな物の価格が上がる中、ただでさえ苦しくなっいるわが家の家計を直撃しそうだ。

強気の価格改定を行うDAZN

　「解約すればいいだけの話」と指摘する声があるかもしれない。いやいや。仕事柄、Jリーグの試合は見なきゃいけないし、ワールドカップ（W杯）アジア最終予選を戦っているサッカー日本代表の試合も視聴したい。欧州サッカーの主要リーグも気になる。家の財布を握っている妻を拝み倒し、値上げをのんでもらうしかないのだが、引き換えに、夫の発言権がますます小さくなるのは間違いない。

　なんとかならないものか−とインターネットを検索して見つけたのは、Jリーグの各クラブが販売している「年間視聴パス」を購入する方法だ。10カ月分の料金で12カ月（1年間）視聴できるシステムで、今回の価格改定の対象外。なので、月額1925円10カ月＝1万9250円で済む。月々の引き落としなら目立たないが、一括となると妻への言い訳が…という難点はあるが、お得である。さっそく、現在の月払い契約から切り替える手続きをとった。

　そもそも、ダゾーンやネットフリックスといったサブスクリプション（定額課金）方式の映像配信サービスは「加入者数視聴料金」で主たる収入が成り立っている。加入者数が増えなければ、料金を値上げしないと収入は確保できないし、逆に加入者数が増えれば、料金を値下げしても経営は成り立つ。ただ、料金が上がれば、加入者が減るのは自明の理。今回の大幅値上げは加入者離れにつながるおそれがある。

　つなぎとめるには、コンテンツの充実が必要だ。個人的には、妻の説得材料となり得るコンテンツを増やしていただきたい。（信）

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