高校生の将来の起業や就職後の提案力を育もうと、県教育委員会は２０日、生徒らが考案したビジネスプランを競うコンテストを、津市で開いた。
県立８校から１２チーム３３人がオンラインで参加。生徒らは昨年６月から、身近な困りごとや地域の課題を解決してビジネス化するアイデアを考え、経営者らの助言を得ながらプランを組み立てた。
コンテストでは、各チームが５分間ずつ発表。「就職活動支援アプリの開発」「規格外の野菜をゼリーなどに加工して食品ロスを削減」「アコヤガイの殻を砕いて粉にし、ネイルの下地や絵の具に再利用」など様々なプランが紹介された。
大学教授ら５人が審査した結果、四日市南２年、倉見龍政さんの「Ｒｅｖｉｖｅ ｗｅａｒ（制服リサイクル事業）」が最優秀賞に選ばれた。最優秀賞と優秀賞の計２点は、県内の企業などに提案し、実現に向けて協議が行われる。
審査員を務めた百五総合研究所シニアアドバイザーの雲井純さんは「これからは社会の既成概念にとらわれず、若い人の新しい発想が必要になる。情熱を失わず頑張って」と激励した。
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February 21, 2022 at 03:00AM
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