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DaaSを自社に導入すべきか否か? 「ビジネス視点」での検討を忘れるな - 日経 xTECH Active

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 サーバー上で仮想マシン(VM)のデスクトップ環境を稼働させて、端末からアクセスして使う「VDI(Virtual Desktop Infrastructure:デスクトップ仮想化)」は、日本企業の導入率が高いテクノロジーだ。クラウドサービスとして提供される仮想デスクトップ環境「DaaS(Desktop as a Service)」へ移行する企業も増えてきた。DaaSやVDI、物理PCを取り巻くトレンドと、DaaSに適したユースケースを解説する。

DaaS世界市場は約2倍に、背景に働き方の変化

 世界のDaaS市場は、2020年に前年比98%の成長を遂げた。日本でも、成長率は世界のペースを下回るものの、市場は拡大している。

 日本のDaaS市場の伸びが世界より鈍いのは、日本ではオンプレミス環境のVDI導入率が北米などの他の地域よりも高かったためだ。背景には、セキュアなIT環境に対するニーズが強いことと、Windowsベースのシステムを採用している企業が多いことがある。

 海外では仮想デスクトップ環境を求める企業の多くが、オンプレミスのVDIを経ることなく、物理PCからダイレクトにDaaSへ移行し始めた。こうしたことで、DaaSの市場成長率に差が出ている。

 日本企業の仮想デスクトップ(オンプレミスVDIとDaaSの合計)導入率は17%だった。従業員2000人以上の企業に限ると38%となっており(ガートナー調べ、2020年11月)、大企業での導入率が高いといえる。

 仮想デスクトップ全体では、約8割がVDIで約2割がDaaSであると推定している。そして最近は、オンプレミスVDIを採用していた企業を中心に、DaaSへ移行する動きが出てきた。主な要因としては、クラウドの普及でDaaSの成熟度が増し、多くの企業がDaaSを優先的に検討するようになってきたことが挙げられる。

 また、これまではセキュリティ、次いでIT運用の効率化を主な目的としてVDIが導入されてきた。それが近年、働き方改革などニーズが多様化する中で、テレワークやグローバリゼーション、Windows 10へのアップグレード、短期プロジェクトへの対応といった様々な理由で、デスクトップを仮想化したいと考える企業が増えてきた。VDIでは応えられないニーズについて、DaaSに解決を求めるようになったのだ。

 とはいえ、エンドユーザー環境は集中と分散を繰り返しており、一部には物理PCに戻す企業もみられるなど、デスクトップ仮想化のニーズには波がある。世の中の変化や企業のニーズの変化に合わせて、注目されるテクノロジーがその都度入れ替わっていると捉えられる(図1)。

図1●デスクトップ仮想化のトレンド

図1●デスクトップ仮想化のトレンド

(出典:ガートナー)

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