プロフィル かりやぞの・そういち 三和総合研究所での経営戦略コンサルを経て、1996年グロービスのベンチャーキャピタル事業設立に参画。2006年マネジング・パートナー(現・代表パートナー)就任、現在に至る。15年7月、日本ベンチャーキャピタル協会会長、19年7月から同協会名誉会長。米国ピッツバーグ大学経営学修士(MBA)修了。著書に「機関投資家のためのプライベート・エクイティ」(きんざい)、「ケースで学ぶ起業戦略」(日経BP社)、「ベンチャーキャピタリストが語る起業家への提言」(税務研究会)など。 ――令和の時代、活躍が期待される起業家の特徴を教えてください。 貧困や格差、環境など社会が抱える課題をビジネスで解決しようとする起業家が増えてきていると実感します。いわゆる「ミレニアル世代」(1981~96年生まれ)がその中心にいるのが特徴です。「起業家がなかなか出てこない」と言われた日本ですが、いよいよ多くの起業家が育ってきているのだと思います。志の高いミレニアル世代の人たちが自らリスクをとって起業し、イノベーション(技術革新)の主役になろうとしているのは、とてもいい兆候だと思います。 ――そういうタイプの起業家が増えるタイミングがあったのでしょうか? 私の個人的な感覚ですが、「社会課題解決型」の起業が増えたのは、2011年の東日本大震災がきっかけになったように思います。当時、多くのミレニアル世代は10代でしたが、感受性が高い時期にあのような未曽有の危機を目の当たりにしたわけです。「社会課題を解決するため、自分も何かできるのではないか」という意識が芽生えたように思います。あの震災が、大きな転換点になった気がします。 ――「社会課題解決型」の起業家が増えたと実感する出来事があったのですか? 2015年、ベンチャー投資会社で構成する日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)会長に就任してから、若手起業家がビジネスプランや事業戦略を披露するコンテストに審査員などとして参加する機会が増えました。そこで新鮮だったのは、プレゼンテーションの冒頭で、どの起業家も「自分が解決しようと考える社会課題」を説明することから始めるのです。これは多くの起業家がそうでした。一昔前まではスマホのソーシャルゲームや電子商取引(EC)など、「将来はこの事業分野が成長しそうだ」「どのビジネスが成長の狙い目か」といった視点からのプレゼンが目立っていただけに、大きな変化のうねりを感じました。
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August 25, 2021 at 10:14AM
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社会課題をビジネスで解決する。ミレニアル世代の起業家たちがいま考えていることを知る(GLOBE+) - Yahoo!ニュース
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