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「『貧困ビジネス』と虚偽記述された」 少女支援の団体Colaboの仁藤夢乃代表が男性を提訴:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

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弁護団らと記者会見するColaboの仁藤夢乃代表(左から2人目)

弁護団らと記者会見するColaboの仁藤夢乃代表(左から2人目)

 虐待や性暴力を受けた10代の少女たちを支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」代表の仁藤夢乃さん(32)が29日、インターネット上で「若年女性に生活保護を不正受給させ、無給で仕事をさせる貧困ビジネスをしている」などと虚偽の記述をされ、社会的信頼を傷つけられたなどとして、都内に住む男性を相手取り、慰謝料など計1100万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 訴状などによると、男性は今年9月、自身のブログに「Colaboと仁藤夢乃さんの生活保護ビジネスについて調べてみた」との記事を投稿。生活保護を受給する10代の少女を狭い部屋に住まわせて毎月6万5000円を徴収したほか、補助金の不正受給を行っていると記したなどとされる。

 仁藤さん側は、6万5000円の徴収は事実でなく、狭い部屋の例としてネット上に出た写真も長期宿泊施設とは別施設だと指摘。誤った情報に基づき誹謗ひぼう中傷が拡散し、寄付を取りやめる支援者が出るなどの実害も生じていると主張している。

 29日に都内で記者会見した仁藤さんは「活動を支える少女やスタッフも心に傷を負い、影響が出ている」と話した。支援する神原元弁護士は「記述は典型的な女性差別、ミソジニー(女性蔑視)だ」とした。

 ネット上のハンドルネームを「暇空茜」とする被告男性は取材に「訴状を見ていないのでコメントできない。ユーチューブやツイッターなどで随時発信していく」とした。(望月衣塑子、梅野光春)

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