帰ってきた修学旅行中部の学校、県外ＯＫ・バスでの会話ＮＧ - 中日新聞

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修学旅行で観光名所の「古い町並み」を散策する生徒たち＝２日午後、岐阜県高山市で（松沢侑香撮影）

　コロナ禍のため過去二年余り、中止や行き先の変更を余儀なくされていた修学旅行を、各地の学校が従来通りの形で相次いで復活させている。感染対策を工夫しつつ、子どもたちの学びや体験の貴重な機会をいかに確保するか。模索が続く中、観光地などによる旅行の誘致も活発化している。

　「子どもたちはものすごく楽しみにしているが、私たちはやはりドキドキ。心配する保護者も多い」。愛知県一宮市中部中学校の川口和彦校長は、明かす。

　同中の三年生約二百五十人は今月中旬、二泊三日の日程で関東地方へ修学旅行に出発する予定だ。行き先には三年ぶりに東京ディズニーランドが含まれる。

　昨年度は新型コロナの緊急事態宣言などを受け春から二度延期。行き先は恒例のディズニーランドなどから、バスでの往復が可能で密を比較的避けられる山梨県内に変更するなど翻弄（ほんろう）された。現在は行動制限がないとはいえ、学校側は感染対策に細心の注意を払う。旅行中は二十四回の手指消毒と十一回の検温を組み込み、都内の散策はしない。

　同市教委によると、本年度は全ての市立中が行き先を関東方面に戻す予定だ。

　三重県四日市市の大池中は三年生約百七十人が五月下旬、二...

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