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阿蘇の修学旅行、地震前の6割に回復 21年度宿泊数 主要道路開通などで|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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地道に営業、近場需要を獲得 火山、草原、被災…体験学習に力 

 阿蘇地域に宿泊した2021年度の修学旅行生が、熊本地震前の6割まで回復する見通しとなった背景には、コロナ禍による行き先変更に加え、宿泊施設関係者らによる地道な営業活動がある。1980年代に25万人が宿泊した“修学旅行の本場”復活に向け、火山や草原、災害・防災といった阿蘇ならではの学習内容の充実に力を注ぐ。

 地震前、年間約100校の約1万1千人を受け入れていた阿蘇の司ビラパークホテル(阿蘇市)。地震があった16年度、修学旅行生はゼロだったが、21年度は約70校の約9千人まで回復した。水田浩二営業本部長(41)は「修学旅行は売り上げの1割を占め、経営の基礎。復活はありがたい」。コロナ禍前は北海道や沖縄が旅行先だった関東、関西、中部地方の公立高校や、海外を訪れていた私立高校などが阿蘇へシフト。県内や九州各県からの修学旅行生も増えたという。

 県などは18年、地震で激減した県内への修学旅行を増やすため、これまで市町村や観光団体に分散していた情報の収集や発信の窓口を一元化。県内の宿泊、観光施設など約60団体でつくる「県教育旅行受入促進協議会」(熊本市)がコロナ禍前まで毎年5回程度、会員の20人ほどで手分けし、全国各地の旅行会社や学校にセールスへ出向いた。

 修学旅行は通常2~3年前に予約される。20年に国道57号やJR豊肥線が復旧するまでは交通アクセスの悪さもあり、「セールス先の手応えはあまり良くなかった」と同協議会の坂本康治事務局長(61)。しかし、移動ルートが改善し、コロナ禍で遠方への旅行が敬遠されると「セールス先が熊本の存在を思い出し、旅先に選んでくれた」と語る。

 ただ、新型コロナの感染状況が落ち着いた後も回復基調を保てるかは見通せない。阿蘇の観光関係者は修学旅行の主流となりつつある、訪問先でしかできない「体験・滞在型」への対応をさらに進める構えだ。

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March 16, 2022 at 04:30AM
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