Search

コロナ下の修学旅行、東紀州がじわり人気 三重 - 朝日新聞デジタル

japan.prelol.com

連勝一郎

 コロナ下の三重県内の小中学校の修学旅行先として、三重県熊野市など東紀州がじわり人気を集めている。東京や大阪など県外を避けているためで、受け入れ側は「魅力を発信するチャンス」と意気込んでいる。

 県内の小中学校は修学旅行で東京や大阪方面などに向かうことが多かったが、コロナ下で行き先の変更を余儀なくされた。伊勢神宮や志摩スペイン村などの観光スポットがある伊勢志摩方面が人気だが、熊野市尾鷲市、紀宝町など東紀州をコースに加えるケースも出ている。

 伊勢市立明野小学校は10月、世界遺産の海岸景勝地「鬼ケ城」(熊野市)や、日本最古の神社と伝わる「花の窟(いわや)神社」(同)などを修学旅行で訪れた。金子乙羽さん(6年)は「景色が良く、海がきれい。世界遺産を訪れることができて良かった」と話した。

 松阪市立伊勢寺小学校は11月、熊野市内の宿泊先のホテルで、熊野大花火大会の花火を手がける地元業者に指導してもらい、花火の玉皮を使った貯金箱づくりに挑戦。近くの浜辺に移動し、11発のサプライズ花火が上がると、大いに盛り上がった。6年生の男子児童は「とてもいい思い出ができた。また来たい」と喜んでいた。

 四日市市立大池中学校は、東京ディズニーランドなどに行く予定だったが、行き先を変更。6月に熊野市熊野古道尾鷲市の県立熊野古道センターを訪れ、尾鷲ヒノキを使った箸づくり体験などをした。多気町松阪市学校組合立多気中学校は同月、紀宝町のウミガメ公園でウミガメの生態の説明を受けた後、漁網にかかって保護されたウミガメを砂浜から海に戻すところを見届けた。

 熊野市観光公社によると、コロナ下で修学旅行の中止や延期が相次いだが、昨年9月から今年3月までに36小中学校、約1300人が修学旅行で市内を訪問。今年度も10月までに小中学校12校、約900人が訪れた。大半が県内からだという。

 公社の山本方秀社長は「コロナの前は、県内からの修学旅行は聞いたことがなかった。熊野市には世界遺産があることに加え、熊野古道散策、那智黒石の加工体験や刀鍛冶(かたなかじ)見学、定置網漁業体験といった多彩なメニューがあることが人気の理由では」と分析。公社に連絡がないケースもあり、実際の訪問はもっと多いとみる。12月以降、津市や四日市市伊勢市などの教育委員会や旅行会社などを訪問し、来年度以降も引き続き訪問してもらえるように売り込むという。

 熊野市の河上敢二市長も「東紀州を訪れたことがない県民も少なくない。修学旅行で来てもらうことで、大人になってから再び訪れてもらうきっかけになる。修学旅行誘客を重視しており、宿泊にも力を入れていきたい」と話している。(連勝一郎)

Adblock test (Why?)



"旅行" - Google ニュース
November 29, 2021 at 07:00AM
https://ift.tt/3rmjoLU

コロナ下の修学旅行、東紀州がじわり人気 三重 - 朝日新聞デジタル
"旅行" - Google ニュース
https://ift.tt/2CAHCYn
Mesir News Info
Israel News info
Taiwan News Info
Vietnam News and Info
Japan News and Info Update
https://ift.tt/2xHQahe

Bagikan Berita Ini

0 Response to "コロナ下の修学旅行、東紀州がじわり人気 三重 - 朝日新聞デジタル"

Post a Comment

Powered by Blogger.