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「悟空のきもち」子供の発想をビジネス化するワケ - 東洋経済オンライン

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66万人キャンセル待ちヘッドスパの「実験」とは

子どもが主人公になってビジネスや社会を活性化する企業、悟空のきもち THE LABO。10月に発表された「宇宙人ホテル」では、小田原市の温泉ホテルを舞台に、“宇宙人”である子どもたちが宿泊客を迎え、“発想のシャワー”でおもてなしする(写真:悟空のきもち THE LABO)

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“子どもには無限の可能性がある”というキャッチフレーズは、“だから大人は応援しなければならない”という文脈で使われることが多い。

しかし、子どもの可能性をそのままビジネスチャンスにつなげるユニークな会社がある。

仕掛けるのは、66万人キャンセル待ちのヘッドスパ、「悟空のきもち」の実験ブランドとして誕生した、株式会社悟空のきもち THE LABO(以下、THE LABO)である。

12歳〜21歳の子どもたちが主体

同社の事業内容は、子どもの豊かな発想力に着眼したサービスや商品の企画だ。面白いのは、プロジェクトに参加する12歳〜21歳の子どもたち自身が主体となって、ビジネスを進めていくそのプロセスである。プロジェクトごとに参加人数は異なるが、全体で20〜30人の子どもたちが名を連ね、神奈川県小田原市にあるホテルを拠点に活動している。

同社が手がけた商品の中には大きな話題を呼んだものもある。

同社のヒット商品、「マスクパン」。実際に食べられるメロンパンをマスクとして利用するアイデア商品で、2021年6月の発売当初は世界中の注目を浴びた。10月末現在も完売状態(写真:悟空のきもち THE LABO)

例えば2021年6月に発売された「マスクパン」(5個セット1800円)は、メロンパンを使用したマスク。まさに子どもならではの、冗談のような発想で、「売れるわけがない」と思う人は多いだろう。

しかし、初回の販売分200個が初日で完売、10月末現在までに累計5000個を販売、入荷待ちが続いているヒット商品なのである。

そのほか、企業や自治体を通じ世の中に出ている商品やサービスも多々あり、同社の業績を上げているほか、企画をした子どもたち自身も働きに応じてきちんと利益を得ているそうだ。

代表取締役社長の永野弘樹氏が同社を立ち上げたのは、1人の少年との出会いがきっかけだった。

「2020年の1月に交通事故で死にかけたのを機に、今までの自分の仕事を振り返ったんです。『自分は何も残していない。未来に残るものをやりたい』と漠然と考えました。松葉杖で歩けるようになり、リサーチのために訪れた沖縄に、ハイビスカスを育てている男の子がいた。話を聞いてみると、医学部の学生だという。それなのに、大学敷地内のハイビスカスにせっせと何かの液をかけているんです。面白い子だな、とまず思いました」

まるで映画の始まりのような出会い。そしてこの学生が、プロジェクトの中でも中心的な存在、太田旭さんだ。コロナで大学の授業もほぼリモートになり、友達とも会えず時間をもてあましていた太田さんは、「1日で枯れる花を2日もたせるようにする」をテーマに研究を始めたのだそうだ。

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November 27, 2021 at 06:00AM
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