ゼネコンが従来のビジネスに限界を感じる中、お得意客との取引関係にも限界が訪れている。かつては地縁や血縁、銀行・財閥系列との関係などで縄張りがつくられた。しかし今、それを破るかたちで案件ひいては顧客の熾烈な奪い合いが繰り広げられているのだ。特集『ゼネコン 地縁・血縁・腐れ縁』では、11月29日(月)から12月12日(日)までの全15回連載で、顧客争奪戦の知られざる実態を明らかにする。
#1 11月29日(月)配信
トヨタを口説く大林組「人脈・カネ・技術」全駆使でもゼネコン三つ巴の非情
トヨタ自動車からの受注が多いため「トヨタ3社」と呼ばれる大手ゼネコンのうちの1社、大林組が「人脈・カネ・技術」を駆使して攻勢を強めている。昔からの縁だけで次の仕事につながるような時代はとうに過ぎ去った。
#2 11月30日(火)配信
武田薬品の受注巡る竹中工務店vs大林組「竹林戦争」の内幕、忍び寄る鹿島の影
国内製薬最大手である武田薬品工業を巡り、関西系二大ゼネコンである大林組と竹中工務店が受注争いを繰り広げている。この「竹林戦争」を関係者は「長年強かった大林を竹中がつぶしにいったわけや」と内幕を語った。
>>11月30日(火)配信
#3 12月1日(水)配信
JR東日本に関西の大林組が食い込めた事情、清水建設110年前の悔恨【鉄道・電力・ガスとゼネコン】
ゼネコンにとって重要顧客が多いインフラ業界は、とりわけ地縁をベースにした結び付きが色濃い。そんな中で関西系の大林組は、JR東日本に食い込んでいて、最新の大型案件にも食らい付いている。
>>12月1日(水)配信
#4 12月2日(木)配信
三菱・三井・住友「財閥系不動産」の目玉案件は大赤字でも受注せよ!ゼネコン仁義なき戦い
三菱地所、三井不動産、住友不動産といった財閥系不動産デベロッパーは都心大型ビル開発の主役だ。その受注を巡っては、大手ゼネコンの間で赤字も覚悟の仁義なき戦いが繰り広げられている。
>>12月2日(木)配信
#5 12月3日(金)配信
日本生命と大林組はフルムーン夫婦!?東京海上は本店建て替えで「あのゼネコン」が本命視
国内生命保険最大手である日本生命保険は大林組と関係が深く、その熟年夫婦のような関係を炙り出す。一方で、損害保険最大手である東京海上ホールディングスが本店ビルの建て替えを決めている。東京海上を射止めるゼネコンは?
>>12月3日(金)配信
#6 12月4日(土)配信
割安ゼネコンランキングで見る買収危機、西松建設騒動で最後に笑ったのはみずほと村上系?
アクティビスト(物言う株主)の村上世彰氏のグループが、保有する西松建設の株の3分の2超を手放した。この騒動で西松は莫大な株主還元を迫られた。関係者は結局得をしたのは村上系、そしてみずほ銀行であると指摘する。
>>12月4日(土)配信
#7 12月5日(日)配信
前田建設「脱請負ビジネス」のシビアな結論、業界の悪習に挑む幹部が“課題と限界”を証言
“脱請負”の旗手である前田建設工業のキーマンを直撃。業界の因習に挑む課題と限界とは?準大手ゼネコン各社の次の一手を検証する。
>>12月5日(日)配信
#8 12月6日(月)配信
清水建設の日テレ「イッテQ」CM撤退説に透ける、マスコミ不動産開発とゼネコンの関係
大手マスコミは不動産開発に力を注いでおり、ゼネコンは縄張りを守りたいところ。ところが清水建設は業績が悪化し、関係の深い日本テレビのバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ」へのCM出稿が危うくなっているといわれる。代わって日テレに食い込んでいるのは?
>>12月6日(月)配信
#9 12月7日(火)配信
日清食品・ポーラ…ゼネコンの受注を決める創業家との「人脈・血縁」と、その切れ目
ゼネコンは長い歴史の中で、オーナー系企業の創業家などと人間関係や血縁関係を築いて、その縁を受注につなげてきた。その関係性が今なおビジネスに強く生かされているところもあれば、脆くも崩れたところもある。
>>12月7日(火)配信
#10 12月8日(水)配信
大林組ゼネコン首位陥落決算の真相、「支店長も減給」で社内に溜まる不満のマグマ
国内ゼネコン最大手が首位から陥落する。一体何が起きたのか。何が問題なのか。大手ゼネコン各社の最新決算を分析するとともに、社内にたまっている不平不満など、危険なマグマを明らかにする。
>>12月8日(水)配信
#11 12月9日(木)配信
清水建設・大成建設に「70代実力会長」君臨、社長との微妙な距離と日建連トップ人事の行方
大成建設、清水建設の“実力会長”は苦難の時代を経て会社の成長に尽力してきた。しかし、どちらもよわい70を過ぎている。業界団体トップの座の行方とともに、その去就を探る。
>>12月9日(木)配信
#12 12月10日(金)配信
九州の建設業者が反社つぶしの“流れ弾”で即倒産!その裏にシビアすぎる「縁切り」
警察が反社会勢力をつぶす動きを見せる九州で、反社との関わりがあるとされた地元建設業者が、あっという間に倒産した。そうなった裏には、シビアな「縁切り」があった。
>>12月10日(金)配信
#13 12月10日(金)配信
日本製鉄・大王製紙・今治造船が生死を握る、中国・四国エリア建設業者の天国と地獄
日本製鉄が広島県呉市にある製鉄所で高炉を停止し閉鎖することを決め、その影響が建設業者へと波及していく。地方の業者は地元産業と関係を築き、その産業の盛衰に生死を握られているといっても過言ではない。
>>12月10日(金)配信
#14 12月11日(土)配信
名古屋“戸建て王国”崩壊!建設業「倒産・廃業ラッシュ」の焦点は勝ち組だったあのエリア
車社会のエリアであり、「戸建て王国」とも呼べるであろう愛知県。しかし、一戸建ての優位性が崩れ始め、これからやって来るといわれる建設業倒産・廃業ラッシュにおいては、この分野の建設業者が焦点になるとささやかれ始めている。
>>12月11日(土)配信
#15 12月12日(日)配信
北海道で建設業者が「草刈り場になる」と絶望する理由、再開発ラッシュの裏で何が?
東京五輪・パラリンピックが終わり、コロナ禍が落ち着いた後に、大型開発プロジェクトが控える北海道。しかし地元の建設業者は勝ち誇るどころか「草刈り場になる」と絶望的な境地にある。
>>12月12日(日)配信
Key Visual by Noriyo Shinoda
*記事のタイトル、内容、公開日は予告なく変更される場合があります。あらかじめご了承ください。
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November 29, 2021 at 02:40AM
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