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ゲームやビジネス用途におすすめ。超小型PC「OneGx1 Pro」実機レビュー - Engadget日本版

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ONE-NETBOOK Technologyの「OneGx1 Pro」は、第11世代(Tiger Lake)の「Core i7-1160G7」(4コア8スレッド、最大4.40GHz)を搭載した7型ゲーミングUMPC。取り外し可能なコントローラーがオプションとして用意されており、携帯ゲーム機感覚でWindows用ゲームをプレイ可能。モバイラー要注目の最新UMPCなんです!

■Wi-Fiモデルに加え、4G、5G対応モデルも用意

「OneGx1 Pro」はテックワンが日本正規代理店として販売しており、下記の4モデルがラインナップされています。

・Core i7/16GB/512GB 16万8000円(税別)

・Core i7/16GB/512GB+512GB 17万8000円(税別)

・Core i7/16GB/512GB/4G 17万8000円(税別)

・Core i7/16GB/512GB/5G 20万8000円(税別) ※2月下旬到着予定

なお記事執筆時点で、テックワンの公式サイトでは10%オフのクーポンが、Amazonでは5%オフのクーポンと2%のポイントが用意されていました。またテックワンの公式サイトでは購入特典として専用コントローラーとレザー調キャリーケースが付属しますが、Amazonでは1か月以内の購入証明を添えて6月30日までに応募しなければ専用コントローラーを無償で手に入れることができません。それを踏まえて購入先をお決めください。

さて、改めてCore i7/16GB/512GBモデルの主なスペックを列挙すると下記のとおりです。

OS Windows 10 Home 64bit

CPU  Core i7-1160G7

GPU Intel Iris Xe Graphics(1.10GHz)

RAM 16GB(オンボード、LPDDR4x-4267)

SSD 512GB(オンボードPCIe接続、M.2 Type2242空きスロット×1)

ディスプレイ 7インチ(1920×1200ドット、323ppi、タッチ対応、スタイラス対応)

インターフェイス USB 4.0 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×1、microHDMI×1、3.5mmコンボジャック×1

通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0

バッテリー容量 12000mAh

サイズ 173×136×21mm(本体のみ)

重量 623g(本体のみ)

つまり、これ以外の上位3モデルについてはM.2 Type2242空きスロットに、512GB SSD、4G通信モジュール、5G通信モジュールのいずれかが装着されるわけです。

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▲本体天面。カラーはメタリックブラッド。マット指紋防止加工が施されています
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▲本体底面。分解は比較的容易で、M.2 Type2242空きスロットにSSDを増設可能ですが、保証対象外となります
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▲ディスプレイ面。表面処理は光沢(グレア)で、タッチ対応、スタイラス対応。「2048段階デジタルスタイラスペン」(2400円)がテックワン公式サイトで販売されています
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▲ディスプレイの色域はsRGBカバー率が91.8%、sRGB比が93.0%とやや狭め
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▲キーボードは日本語仕様
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▲RGBバックライトが内蔵されています
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▲本体背面には、USB 4.0 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×1、3.5mmコンボジャック×1を用意
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▲本体右側面にmicroHDMI×1を配置。本体左側面にSIMカードトレイがありますが、4G、5G対応モデル以外では機能しません
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▲青く光るテールランプがゲーミングUMPCらしいデザイン上のアクセント。もちろんオンオフ可能です
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▲「OneGx1 Pro」は本体、ACアダプター、USBケーブル、説明書、「OneGx1 Pro 専用コントローラー」は専用ケース、コントローラー×2、説明書で構成されています
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▲ACアダプターの仕様は、入力100-240V~1.2A、出力5V 3A、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 2.25A、容量45Wです

■ボタンストロークが深く、レバーも長めですが、フィーリング自体は良好

「OneGx1 Pro 専用コントローラー」にはXInput、DirectInput、Keyboard and Mouseモードが用意されています。XInput、DirectInputの違いについては端折りますが、一般的にはデフォルトのXInputモードに設定していれば、ゲームコントローラー対応の最近のゲームであればほとんど問題なくプレイ可能です。

肝心の操作性については「Nintendo Switch」の「Joy-Con」などと比べるとボタンのストロークが深く、レバーも長めですが、フィーリング自体は良好。ただNintendo Switchの携帯モードと同様にコントローラー同士が離れているので、通常のゲームコントローラーしか使ったことがない方はしばらく違和感があるかもしれません。

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▲「OneGx1 Pro 専用コントローラー」を装着した際の横幅は実測約254mm
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▲コントローラー上部にはL1/L2、R1/R2ボタンを用意
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▲充電はコントローラー下部のフタを開けると現われるUSB Type-C端子から行ないます。連続動作時間は約20時間、充電時間は約2時間です
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▲コントローラー同士が離れていますが、Nintendo Switchの携帯モードで慣れていれば問題なしです。なお「DEAD OR ALIVE 6」プレイ時には、縞模様が表示されてしまいました
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▲キーピッチは実測14mm弱。タッチタイピングには慣れが必要です

■「ファイナルファンタジーXIV」が快適に動作

パフォーマンスについては、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」、「CINEBENCH R15」、3Dゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:漆黒ヴィランズ ベンチマーク」、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.1」を実施してみました。なおベンチマークはすべて、冷却ファンがフルスピードで回転する「Performance mode」で実施しています。

結果は下記の通りで、「ファイナルファンタジーXIV」は5810(とても快適)、「FINAL FANTASY XV」は1784(動作困難)というスコアが出ました。ディスクリートGPUなしで「ファイナルファンタジーXIV」を快適に動作させられることには驚きですが、グラフィックを売りにした最新3Dゲームをプレイするのは厳しいですね。

バッテリー駆動時間については、ディスプレイ輝度40%でバッテリー残量5%までという条件で、バッテリーベンチマーク「BBench」を実行したところ、6時間41分7秒動作しました。モバイル用UMPCとしては十分なバッテリー駆動時間が確保されています。

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▲「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は3803 pts、CPU(Single Core)は1316 pts
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▲「CINEBENCH R15」のOpenGLは81.38fps、CPUは633cb、CPU(Single Core)は199cb
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▲「ファイナルファンタジーXIV:漆黒ヴィランズ ベンチマーク」(標準品質(ノートPC)、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは5810(とても快適)
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▲「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは1784(動作困難)
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▲「CrystalDiskMark 8.0.1」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は1739.59MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1184.16MB/s
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▲「CINEBENCH R23」実行後、クロック周波数はいったん最大3354.7MHzに達しましたが、2秒後にCPU温度が99℃に到達し、一気にクロック周波数は低下。その後ベンチマーク終了まで、2160MHz前後で推移しました
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▲キーボード面の最大温度は40.0度(室温20.5℃で測定)
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▲本体底面の最大温度は41.4℃

■ゲームだけでなく、ビジネス用途にも活用できる高性能UMPC

GPDのゲーミングUMPC「GPD WIN 3」のクラウドファンディングがIndiegogoで1月からスタートしていますが、CPUは上位の「Core i7-1165G7」が用意されているものの、キーボードがかなり小さめで親指入力を前提としています。その点「OneGx1 Pro」は実測14mm弱のキーピッチのキーボードを備えており、慣れは必要ですがテキスト入力マシンとしても活用可能。ゲームだけでなく、ビジネス用途にも活用できる高性能UMPCがほしいのなら、「OneGx1 Pro」はもってこいの一台です。


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January 31, 2021 at 09:01AM
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