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ビジネスリーダー1万人が選ぶ 2020年下半期のベストビジネス書が決定! コロナ禍の第33回大賞は『ブルシット・ジョブ』! - PR TIMES

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 大賞に輝いたのは、『ブルシット・ジョブ』(デヴィッド・グレーバー 著/岩波書店)。世の中にはびこる“クソどうでもいい仕事”(ブルシット・ジョブ)の実態を明らかにし、世界的に話題となった書です。

大賞受賞書籍『ブルシット・ジョブ』について
 欧米では、過去数十年で労働生産性が大きく上昇しました。にもかかわらず、労働時間は減らず、報酬も平行線をたどっています。著者は、その原因は管理部門や金融部門などの「完璧に無意味で、不必要」な「ブルシット・ジョブ」の増加にあると指摘。真に価値のある仕事とは何かを問い直します。

 今回、投票にご協力下さった読者の方々からは、「コロナ禍で、エッセンシャル・ワーカーの方々の奮闘に敬意を覚える一方で、なぜこのような方々の待遇がかくも悪いのかと暗澹たる気持ちでいたところに、非常にタイムリーな本を紹介していただきました」といったコメントが寄せられました。
 『ブルシット・ジョブ』は、私たちが人生の時間の大半を費やす「労働」について、改めて考える機会を与えてくれた書籍といえるでしょう。

『ブルシット・ジョブ』編集担当者の受賞コメント
 今回の受賞にあたり、『ブルシット・ジョブ』編集担当者の奈倉龍祐氏(岩波書店 編集局第一編集部)からコメントを頂戴しております。内容は、以下の通りです。 

 『ブルシット・ジョブ』は、仕事についての本ですが、効率化やノウハウは教えてくれません。仕事や労働にまつわる様々な不合理・ストレスに目を向けて、「なんでこんなに無駄な仕事が増えているんだろう」という素朴な疑問を、深くふかく掘り下げていく本です。その点で、ちょっと変わり種のビジネス書といえるかもしれません。そんな不思議な書物を「TOPPOINT大賞」に選んでくださったことに、心よりお礼申し上げます。
 著者のグレーバーは、『負債論』でも話題になった気鋭の人類学者でしたが、残念ながら2020年9月に急逝しました。彼が本書で伝えたかったことの一つは、私たちの仕事はじつは「生産」より「ケア」の割合が多いということ、その「ケア」の観点から経済や社会を再建しなければならないということでした。グレーバーの遺した願いを、燠火(おきび)のように胸の中であたため、誰も仕事で傷つくことのない世界を共に築いていけましたら幸いです。
著者・デヴィッド・グレーバー(David Graeber)氏の略歴
 1961年ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。著書に『アナーキスト人類学のための断章』『負債論――貨幣と暴力の5000年』(以文社)、『デモクラシー・プロジェクト――オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力』(航思社)など。2020年死去。

『ブルシット・ジョブ』に投票した読者のコメント(抜粋)

  •  コロナ禍で、エッセンシャル・ワーカーの方々の奮闘に敬意を覚える一方で、なぜこのような方々の待遇がかくも悪いのかと暗澹たる気持ちでいたところに、非常にタイムリーな本を紹介していただきました。「ブルシット・ジョブ」問題に関する議論が深まることを期待しています。(40代・男性)
  •  衝撃的なタイトルですが、本当に必要な仕事とは何か、改めて考えさせられる内容です。逆に考えると、いかにして仕事に価値を認めてもらうかも、考えさせられます。(50代・男性)
  •  仕事論に関して自分が考えもつかなかった点から、大きな納得を得られることができた。また、著者への弔意を表す意味でも推薦させていただく。(20代・男性)
  •  普段仕事をしていると無駄だと思えることは多い。しかし、構造的に無駄を作っているのであれば話は変わる。人生の重要な部分を占める仕事について、根本的な問いを投げかけてくれる点で大変有益と感じた。(30代・男性)
  • なぜ生産性が向上する中、サービス業の比率が上昇するのか、なぜエッセンシャルワーカーの給与が安いのかを分析している。(男性)
  • これは目から鱗でした。(50代・男性)

2020年下半期「トップポイント大賞」ベスト10冊(一覧)
【大賞】『ブルシット・ジョブ』 デヴィッド・グレーバー 著/岩波書店
 2位 『共感経営』 野中郁次郎/勝見 明 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
 3位 『仕事の哲学』 酒巻 久 著/PHP研究所
 4位 『直感で発想 論理で検証 哲学で跳躍』 伊丹敬之 著/東洋経済新報社
 5位 『プロフェッショナル経営参謀』 杉田浩章 著/日経BP・日本経済新聞出版本部
 6位 『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』 ケリー・マクゴニガル 著/大和書房
 7位 『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』 大山健太郎 著/日経BP
 8位 『NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘』 マーカス・バッキンガム/アシュリー・グッドール 著/サンマーク出版
 9位 『LIFESPAN』 デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント 著/東洋経済新報社
10位 『ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか』 酒井大輔 著/日経BP
 

 
「トップポイント大賞」決定に合わせた書店店頭フェアの開催
 本賞の決定に伴い、丸善ジュンク堂書店他、全国の主要大型書店44店舗にて、「トップポイント大賞受賞書籍フェア」を開催いたします。フェアでは、ベスト10冊に選ばれた各書籍を、その書籍の読みどころや読者のコメントと併せて展示するとともに、本賞の概要がわかる小冊子(無料)を配布します。フェアは、2月より約1ヵ月間の開催予定です。

「トップポイント大賞」とは
 「トップポイント大賞」とは、新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT』が、読者アンケートによって半年ごとの「ベストビジネス書」を決定するものです。2004年より前身の「読者が選ぶベストブック」を開始し、今回で通算33回目の開催となります。読者アンケートは、ビジネスリーダーを中心とする1万名以上の『TOPPOINT』読者を対象とし、本誌が半年間で紹介した書籍60冊の中から「ベスト3」を選んでいただく形で実施します。1位3点、2位2点、3位1点として集計し、総得点1位の書籍を「トップポイント大賞」として選定。併せて、得点順に上位10冊を選出します。

新刊ビジネス書情報誌『TOPPOINT』とは
 公式ホームページURL:https://www.toppoint.jp/
 『TOPPOINT』は、毎月数多く出版されるビジネス関連の新刊書の中から、「一読の価値ある本」を厳選し、その概要を紹介する月刊誌です。毎月、100冊前後のビジネス関連の新刊書を熟読、その中でも特に「内容が斬新」「アイデアに溢れた」10冊を厳選し、その要約を紹介します。1987年の創刊以来30年以上にわたり、第一線のビジネスリーダーを中心に購読されています。

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