日本政府観光局（JNTO）は21日、年末年始を含む2023年12月～今年1月の出国日本人数（アウトバウンド）は178万6500人で、コロナ前の19年同期比56%だったと発表した。円安や燃油の高騰によって海外旅行の回復が遅れている。
HISでは、昨年12月の海外旅行の取扱高は217億円で19年同月比66・4%だった。中でも「ハワイ・ミクロネシア」は半分以下にとどまった。現地の物価高や円安が海外旅行を控える要因だとしている。
一方、国土交通省によると、23年冬季の国際線定期便数（昨年10月末時点）は19年同期の82・6%まで回復した。欧州便や中国便で伸び悩む一方、ほかのアジア地域や北米便で戻りが著しい。増便は旺盛な訪日旅行需要に伴うもので、アウトバウンドの増加には結びついていない。
この日発表された1月の訪日外国人客（インバウンド）は268万8100人で、19年同月とほぼ同数だった。中国からは41万5900人で、同55・1%にとどまった。
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February 21, 2024 at 02:21PM
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