三菱マテリアルは26日、Eスクラップビジネスにおける新プラットフォーム「MEX」を開発し、12月20日から運用を開始すると発表した。最新のデジタル技術を活用したサービスで顧客の利便性を向上するとともに、出荷予約から買取まで取引に関するすべての情報を公開するなどして取引の透明性および信頼性を高め、国内外でのさらなる集荷量拡大につなげる。営業の効率化や受入量の均一化による製錬所の稼働率向上なども見込めるほか、将来的には蓄積したデータを活用し、品位管理の高度化による処理量の均一化や副産物回収率の向上などの効果も期待できる。 MEXの導入により、世界中のユーザーが価格や受入画像、サンプリング、分析結果など取引に必要なすべての情報をリアルタイムでいつでも確認できる。また、問合せ機能では、頻度の多い質問にメールや開発中のチャットボットを通じて自動回答できるようにするなど、双方向でのやり取りも可能。同プラットフォームはEスクラップだけでなく、故銅や銅滓など他のリサイクル品でも利用可能とし、従来は直接取引が難しかった業者も取引可能となるため、国内外で新規取引先拡大も見込める。運用開始後も2022年4月、同10月にアップデートを予定しており、新機能を随時追加する。 MEXは、同社が進めるデジタル化戦略(MMDX)の取り組みの一環として開発を進めてきたもので、MMDXにおける事業DX初の成果となる。Eスクラップに関してこうしたプラットフォームが導入されるのも世界初だという。デジタル技術を活用した新たな仕組みの導入により、市場の活性化や顧客満足度の向上が図れるとともに、そこで蓄積されるデータは製錬事業やリサイクル事業の効率化に資するさまざまな取り組みに活用できる。 Eスクラップは金・銀・銅・パラジウムなどの有価金属を高濃度で含有する各種電子機器類の廃基板などで、貴重な製錬原料であるとともに、Eスクラップ処理の拡大は化石燃料の代替・削減につながり、地球環境負荷の低減にも貢献できる。同社はEスクラップの受入・処理能力で世界最大級の年間約16万トンを有し、今後も世界のEスクラップ発生量拡大に対応して2030年度末までに同約20万トンまで受入・処理能力を引き上げる計画だ。
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October 27, 2021 at 04:09AM
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