「くるみ入りミートローフ シナモン風味」｜ 食楽web
ほとんどの家庭で使われている「卵焼き器」、ちゃんと活用できていますか？ 卵焼き器は小さくて便利な深型のフライパン。だからこそ、卵焼きを作る以外に、様々な料理を作るのに長けた調理器具となるのです。
そこで今回は、卵焼き器だけで作れる簡単・美味しい“メイン料理”を作りました。レシピを伝授してくれたのは、中医薬膳営養師＆薬膳料理家の樋口彰子（aco）先生。冬へと向かい、寒さが増してきた今の時期にぴったりな「身体を温める蒸し焼き料理」になっています。
ミラー仕上げの美しい「スペリオ エッグロースター 小」。通常の卵焼き器より一回りほど小さく、使いやすい。レシピの分量は2〜3人前（お好みで調整しましょう）になります
使った卵焼き器は、熱伝導率・蓄熱性が高い『Fissler（フィスラー）』の「スペリオ エッグロースター 小」。ご紹介するレシピはほとんどが“蒸し焼き調理”なので、「エッグロースター」のように蓄熱性の高いものを使うのがよりベスト。焦げ付きにくく、ふっくらジューシーに仕上がり、いろんな料理に活用できますよ。
では早速、今晩のおかずになりそうな「卵焼き器レシピ」4選をご紹介しましょう！
くるみ入りミートローフ シナモン風味
普段のディナーから特別な日のメイン料理にもなる「ミートローフ」。オーブンで手間暇かけて作るイメージが強い料理ですが、卵焼き器が型の変わりにもなり、火にかけるだけで簡単に作れます。「くるみとシナモンは身体を温める作用があり、寒くなる時期にぴったりです。足のだるさや、腰痛改善の効果も期待できるレシピですよ」（aco先生）
材料
・合挽き……150g
・玉ねぎ……1／4個
・くるみ……20g
・とろけるチーズ……40g
・パン粉……15g
・牛乳……30cc
・ゆで卵……2個
・シナモンパウダー……小さじ1／2
・ナツメグ……少々
・塩・胡椒……適量
作り方
1．パン粉は牛乳に浸し、玉ねぎはみじん切り、くるみは粗く刻む（そのままでも）
2．ゆで卵以外の材料をよく混ぜる
3．卵焼き器に 2を半分くらいいれ、卵を並べ、その上に残りを重ねる
4．アルミホイルで蓋をしながら、弱火で焼く（どのレシピも共通）
5．お皿を使って裏返して、裏面も焼く
鮭のキッシュ 酒粕風味
卵焼き器は、キッシュ作リにも活躍します。「鮭のキッシュ」は鮭のほっこりとした食感がふわっとしたキッシュの生地によく合います。「酒や酒粕はお腹を温める効能があります。お腹が冷えやすいこれからの時期に、積極的に取り入れてみてください」
材料
・鮭……1切れ（小さめ）
・卵……2個
・酒粕……25g
・パイシート……1枚
・生クリーム……30cc
・インゲン……4本（お好きな野菜でOK）
・白味噌……小さじ2
・塩……ひとつまみ
・胡椒……適量
作り方
1．酒粕は生クリームでのばしておく
2．鮭といんげんは適当な大きさに切る
3．ボウルで卵と 1を泡立て器で混ぜた後、残りの材料をすべて入れてざっくり混ぜる
4．パイシートは延ばして、卵焼き器にひく
5．4に 3を入れ、アルミホイルで蓋をしてごく弱火で焼く
中はふっくら、パイシート（なくても作れますがある方が美味しいです）はカリッと香ばしく仕上がります
エビとセロリの包まない餃子
最近、手軽で美味しいと評判の“包まない餃子”を卵焼き器で再現しました。セロリの香りで巡りを良くし、エビとニラ、鶏肉で身体を温める冬におすすめのレシピ。鶏肉を使うことで、さっぱりした味わいに仕上げています。
材料
・エビ……70g
・とりひき肉……100g
・セロリ……1／2本
・ニラ……1／3束
・すりおろし生姜……ひとかけ分
・餃子の皮……適量
・ごま油……少々
・酒……小さじ2
・醤油……少々
作り方
1．エビとセロリは粗く切り、ニラは少し細かめに切る
2．ボウルで餃子の材料を全て混ぜる
3．卵焼き器に油を敷き、餃子の皮を敷き詰める。2を入れ、その上からタネを包むように餃子の皮をのせる
4．アルミホイルで蓋をして、弱火で焼く
5．お皿を使ってひっくり返し、餃子の脇から大さじ1程度の水を入れまた、アルミで蓋をして焼く。楊枝などで刺して中に火が通っていれば完成！
カリッと香ばしい餃子の皮が美味しそう！
韓国海苔とちくわのちぢみ
肉厚なちぢみなので、薄くしたい場合は量を調整して作りましょう
身体を温める効能のあるエビとニラを使った「ちぢみ」。一口サイズに切り分ければ、おつまみやおやつにもぴったりです。
材料
・韓国海苔……1袋
・ちくわ……2本
・卵……1個
・エビ……50g
・ニラ……少々
・小麦粉……40g
・片栗粉……10g
・鶏ガラスープ……小さじ1
・塩……ひとつまみ
・水……30cc
タレ
・醤油……大さじ1
・酢……大さじ1
・コチジャン……小さじ1
・ネギみじん切り……適量
・白ごま……適量
作り方
1．エビとニラは食べやすい大きさに切る
2．材料を全て混ぜ、油をひいた卵焼き器に入れ、アルミホイルで蓋をして弱火で焼く
3．15分ほどで底面にうっすら焼き色がつくので、お皿を使ってひっくり返し、裏面も同様に焼く
●プロフィール
中医薬膳営養師
樋口 彰子（aco）
神奈川・葉山の里山風景の中で、薬膳を中心とした1DayリトリートサロンPomegraを主宰。オンラインでの体質改善指導なども行う。「薬食同源（医食同源）を身近に。薬膳を難しく考える前に、食事は楽しく美味しくてこそ健康につながる。まずは普段使う食材の効能を知って、食事に取り入れてもらいたい」。そんな思いから、簡単に作れて美味しく食べられる「心も体も満たす薬膳」を提案している。
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October 31, 2020 at 08:50AM
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