旅行代割引き「北陸応援割」、石川県分も12日申し込み解禁対象は3月16日から4月26日の宿泊分：東京新聞 TOKYO ... - 東京新聞

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　能登半島地震の影響を受けた北陸の観光業を支援する「北陸応援割」の予約受け付けが12日から石川県で始まる。既に富山、福井、新潟各県では8日から始まっており足並みがそろう。石川県は11日に公式ホームページを開設し、登録された宿泊施設と旅行会社で申し込みができる。割引対象となるのは今月16日から4月26日宿泊分まで。

◆能登地方の宿泊施設も一部が参加

閑散としている石川県南部の山代温泉「古総湯」周辺＝2月

　宿泊施設と旅行会社への申し込み手続きが12日から解禁される。県によると、11日午後7時現在で、登録された宿泊施設は261施設。対象は県内全域としており、七尾市や志賀町など能登地方からも15施設が参加。準備が整った施設から順次予約を始める。旅行業者は同日午後7時現在で県内57社、その他全国大手の18社が登録された。

　応援割は4県への1泊以上の宿泊・旅行商品の料金が50％引きされ、1人当たりの割引上限額は2万〜3万5000円となる。

　県は11日に旅行者向けのコールセンター＝電（0570）099023＝も開設。担当者によると、予約方法や制度、対象施設への問い合わせがあった。馳浩知事は11日、記者団に「石川県に行って、泊まって、消費しようという機運を盛り上げていただける段階にようやく入ることができた。北陸新幹線による反転攻勢に向け、産業界を挙げて能登を応援する形につなげていきたい」と述べた。

　県は2次避難者を受け入れる施設も考慮し、受け入れに応じた追加配分も計画。5月の大型連休以降にも予算の範囲内で第2弾を実施する。（田嶋豊）