JTBによると、夏休みに1泊以上する国内の旅行者数は約7250万人。すっかりコロナ前の水準に戻っている。ところが、せっかくの旅行もホテル代が想定以上に高騰している。その理由のひとつとしてささやかれているのが、全国旅行支援の影響。旅行代金の最大20％が割引される制度が重荷になっているのだ。
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東京のホテル代を見て旅行をあきらめたという人の声も多い。米調査会社「STR」によると、東京の平均宿泊料金は今年に入ってから2万円の大台に突入。1月に全国旅行支援キャンペーンが再開されると、グングンと上昇している。国による割引があれば、その分は安く宿泊できると考えてしまうが、「多くのホテルは国の割引分を宿泊代に上乗せしている」（旅行代理店関係者）というのが現状だ。
5つ星ホテルも例外ではなく、東京・丸の内にある「パレスホテル東京」の5月の平均宿泊費は8万5881円。コロナ前の2019年5月と比べ約3万円の大幅上昇となった。こうした高級ホテルには外国人客があふれ、日本人はインターネットカフェやカプセルホテルで宿代を節約するという笑うに笑えない状況にある。
京都も現状は同じ。京都市観光協会によると、5月の平均宿泊費は1万9326円と、前年の同じ月から37.5％のアップだという。
高騰は他に、人手不足や電気代の値上げ、円安によって外国人旅行者が増え、逆に海外旅行から国内旅行に切り替えた日本人が増えたなどの要因があるが、発端はやはり総額2兆円超を投じた「GoToトラベル」事業。今は全国旅行支援へ看板をすげ替えているが、予算が余ってしまい、6月末で終了するはずが、延長する県も出ている。
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July 20, 2023 at 04:00AM
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夏休みの旅行をお得に済ませたいなら狙い目は…全国旅行支援がなく、外国人旅行者の少ない県｜人生100年時代の歩き方 - 日刊ゲンダイDIGITAL
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