ワシントン=合田禄
米調査報道専門ニュースサイト「プロパブリカ」は6日、米連邦最高裁の保守派判事、クラレンス・トーマス氏（74）が、共和党の大口献金者が所有するプライベートジェットやリゾート施設を利用する豪華旅行を20年以上繰り返していたと報じた。事実を明らかにしてこなかったトーマス氏は「個人的なもてなしは報告の必要がない」と反論しているが、民主党議員からは弾劾（だんがい）を求める声が上がっている。
プロパブリカによると、トーマス氏は2019年、不動産王で保守系シンクタンクの役員を務めているハーラン・クロウ氏と一緒に大型プライベートジェットでインドネシアへ旅行し、豪華ヨットで9日間の島めぐりをした。トーマス氏がジェットとヨットを借り切った場合の総費用は50万ドル（約6600万円）を超えるとみられるが、いずれもクロウ氏の所有だったという。
そのほか、ニュージーランドや米国内の旅行に加え、毎年夏にはクロウ氏が所有するニューヨーク州のリゾート施設に滞在しているという。クロウ氏のプライベートジェットの運航記録をみると、トーマス氏の移動と重なることが他にもあったとした。
プロパブリカは、クロウ氏の従業員に配られた内部文書、ヨットのスタッフやインドネシアのスキューバダイビングのインストラクターの証言などで裏付けを取ったとしている。
クロウ氏は声明で「他の友人にしてきたもてなしと変わりはない」として、トーマス氏に訴訟に関係する質問をしたことはないとした。
開示義務に違反？
プロパブリカによると、トー…
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April 08, 2023 at 05:36AM
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米最高裁保守派判事が豪華旅行、米報道 富豪から「個人的もてなし」：朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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