ビジネスプランで目指せ栄冠伊東商高生が大会へ始動 - 中日新聞

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ビジネスプランの作り方を学ぶ生徒ら＝伊東市で

　日本政策金融公庫主催の「第９回高校生ビジネスプラン・グランプリ」に応募するため、伊東商業高校（伊東市）の３年生が、ビジネスプラン作りに向けて本格的に動きだした。同校は２０１５〜１９年度、５年連続で複数プランがベスト１００に入る快挙を達成中。最優秀となるグランプリの初受賞を目指す。

　授業の一環として毎年応募しており、本年度は１３人が４月から、ビジネスプランを作り、応募するための選択授業を受講している。４グループに分かれてプランを考えていく。

　今月７日には、同公庫名古屋創業支援センターの石田雅一所長による出張授業が行われ、ビジネスアイデアの発想方法やプランの作り方などを学んだ。石田所長からは「日常の不安や不満、不便さを解決するものがビジネスになる。そういう切り口で考えるのが大事」などとアドバイスを受けた。

　グループリーダーの１人で３年生の杉山七菜さんは「もっと周りを見て行動したら気付けることがあると思う。伊東市が活性化できるようなプランを作りたい」と意気込んでいた。

　各グループが考案したプランは今夏に提出する。１１月下旬に書類選考で最終審査会に進む１０組が決まり、２２年１月９日に東京大でプレゼンテーションによる最終審査会が開かれる。授業を担当する米山圭一郎教諭は「生徒の意欲も高い。今回こそはグランプリを取りたい」と指導にも熱を入れる。

　高校生ビジネスプラン・グランプリは全国の高校生らが競う大会。第８回の２０年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となったが、１９年度は４０９校から３８０８件の応募があった。　（山中正義）

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