ＧＷ国内旅行先、福井人気急上昇伸び率トップ、前年比３３８％：日刊県民福井Web - 中日新聞

japan.prelol.com

福井駅周辺ではキャリーケースを持って歩く家族連れの姿が見られた＝２６日、福井市中央１で

　北陸新幹線が福井県内で開業後、初めての大型連休を迎える。「１００年に一度の契機」と捉える県などが観光客誘致の動きを強める中、旅行会社が調査したゴールデンウイーク（ＧＷ）の旅行動向調査では、国内旅行先の伸び率のトップに福井県が浮上。県内では、開業効果の見えるＧＷになる可能性がある。

　近畿日本ツーリスト（東京都）が発表したＧＷ期間中の国内旅行先の伸び率順位で、福井県は前年同期比３３８・４％でトップとなった。広報担当者は「北陸新幹線延伸の効果もあり、今年注目のエリアになっていることがうかがえる」と分析した。

　ランキングは、４月２６日発から５月６日着の近畿日本ツーリストの旅行商品の販売高（４月１日時点）を前年同期と比べ、都道府県別で集計したもの。

　前年同期比の伸び率は、２位の東京都が１９３・３％、３位の滋賀県が１７４・１％で、福井県の伸び率は突出していた。福井県の販売高の順位は２７位で、前年の４０位から一気に順位を上げた。もともと販売高の順位が低かったため、延伸効果で一気に伸びた形となった。

　新型コロナが５類に移行してから初のＧＷでもある。近畿日本ツーリストによると、２０２３年のＧＷ調査では、旅行範囲が比較的近場になる傾向があったが、今年は東京への集中と地方への分散の両方が見られ、二極化する傾向になりそうだという。　（金崎千花、藤共生）

Search