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「学校モデル」がビジネススキル習得の邪魔をする - 日経ビジネスオンライン

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もっとスキルアップしたいと思いつつも、「何を」「どうやって」身につけてよいか、よく分からない。学生時代は学校が学ぶべき内容を決めてくれていたが、ビジネススキルはそうはいかない。では、どうしたらいいのか…? 初版が10万部を超えるロングセラーとなった『ビジュアル ビジネス・フレームワーク[第2版]』の著者、堀公俊氏がスキルの開発法を解説。『ビジネススキル強化メソッド』から抜粋・再構成してお届けする。

自分のことは自分で決める

 ビジネススキルの話をすると、必ず出てくる質問があります。「若い連中に何を身につけさせればよいですか?」というものです。頭が柔らかいうちに基本を叩きこんでおいて、早く一人前に仕立てようという魂胆です。

 ロジカルシンキングやビジネス英語などが候補としてよく挙げられています。若手にとってはスキルアップも仕事の一環です。会社が必要と認めたスキルを、業務命令で習得させられる場合もあるでしょう。しかしながら、これでは学校と大差がなく、モチベーションが高まりません。

 学校では、「何を学ぶか?」は教える側に決定権があります。学ぶ人が将来必要になるであろう知識や技能を、一律で教え込んでいきます。そこに、学ぶ側の主体性も個性の違いもありません。そのため学習意欲が高まらず、一人ひとりにとって最適な学習になる保証もありません。

 何を学ぶかは、学ぶ本人が決めないと働く意欲がわいてきません。大人の学習で最も大切なのが主体性です。会社任せにせず、「自分のことは自分で決める」(自己決定・自己選択)からこそ育まれていきます。

 特にビジネススキルは、長期間の鍛錬を要し、「将来必要だから」と安易に決めるのは危険です。自分が身につけたいスキルや自分の個性が活かせるスキルを、自ら選んでこそ熟達への長い道のりを歩くことができます。

学校モデルから脱却する

 このことは学び方、すなわち学習の方法についても同じです。たとえば、ビジネス英語を習得するのに、毎日15分英会話の教材を聞いて覚える人もいれば、海外の知人とオンライン通話をして語学力を磨く人もいます。

 どちらが正しいということはなく、身の丈に合った自分らしい方法で努力を続けるしかありません。ここでも主体性が重要となってきます。

 私たちは、知らず知らずのうちに、学校で教わった学び方に縛られています。一言で言えば、教える側が主体の学び方です。教える側が見繕った、正解を見つけるための知識を、効率的に頭の中に定着させる方法です。

 残念ながら、スキルの習得に関してはこのやり方が通用しません。慣れ親しんだ学校モデルをアンラーニング(学習棄却)して、学ぶ側が主体の学び方に転換しなければなりません。

スキルアップの4つの原則

スキルアップの4つの原則 (出所)『ビジネススキル強化メソッド』

(出所)『ビジネススキル強化メソッド』

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August 22, 2022 at 03:00AM
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