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修学旅行先として人気急浮上の県、地元「おやつカンパニー」と企画した限定菓子なども配布 - 読売新聞

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 修学旅行の行き先として、三重県の人気が急浮上している。公益財団法人「日本修学旅行協会」のアンケート調査では、昨年度の中学校の修学旅行先として、47都道府県の中で5位に。生徒たちを迎える観光地側も、このチャンスを逃すまいと、誘客に工夫をこらしている。(中村亜貴)

 協会が全国の国公私立中学校3056校を抽出し、昨年度の修学旅行先を尋ねた調査(回答率34・2%)では、三重は北海道と並び5位。2019年度の20位圏外から大きく伸ばした。高校3068校への抽出調査(同37・4%)でも20位圏外から12位になった。

 担当者は「コロナ下で東京、京都などを控え、『密』を回避できる地方に変えた学校が多かった。伊勢志摩地域には豊かな海や伊勢神宮、鳥羽水族館があり、東海近畿など近隣から貸し切りバスで行けるとして選ばれたようだ」と分析する。

 「近隣県への営業が功を奏したかも」。伊勢志摩観光コンベンション機構の玉置結大さんは喜ぶ。東京、大阪などに営業をかけてきたが、昨年は近隣県の旅行会社から問い合わせが相次ぎ、愛知、岐阜などにも足を運んだ。昨年度の伊勢志摩地域での修学旅行生の宿泊者数は8万2316人で、19年度の3万9240人を大きく上回った。

 昨年度、訪れた学校が前年度比175校増の425校となった志摩市。リピーターをつかもうと今年度、観光施設「志摩自然学校」でシーカヤックを体験する生徒らのため、ドローンでの記念撮影を開始。津市の菓子製造業「おやつカンパニー」と共同企画した地元産アオサを使った限定菓子も配る。今年度の予約を含む訪問見込みは9月時点で既に604校。担当者は「楽しい思い出を作ってもらい、次の学年にも来てもらえたら」と期待する。

 訪れた学校の評価も上々だ。愛知県稲沢市立千代田中学校の旅先は例年、東京方面だったが、昨年はコロナ禍で不測の事態が起こった場合に保護者が迎えに来られるとして同地域を選んだ。生徒、教員双方から好評で今秋も訪れた。

 教諭(35)は「愛知に近く、修学旅行先としてあまり意識してこなかったが、自然も楽しめ歴史にも触れられるすばらしい地域。シーカヤックでは入り組んだリアス式海岸の奥までドローンが飛んで来て、生徒の思い出に残る写真を撮ってもらえた」と喜ぶ。

 修学旅行者数を押し上げたもう一つの要因は、県内の学校からの生徒たちだ。

 県は昨年度、コロナ禍で苦しむ観光業者支援のため、県内で修学旅行や社会科見学などをする学校に補助金を出す制度を開始。小中高校と特別支援学校で1246校が利用し、今年度も継続する。県観光魅力創造課は「県内でも子どもたちを喜ばせてあげたいと考えた学校も多かったのだろう。子どもたちが地元の魅力を知るきっかけになっていればうれしい」としている。

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December 17, 2021 at 01:48PM
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